現代の庭は、かつての鑑賞の庭から活動する庭へと移ってってます。庭木も樹形を整えた高価なマツやマキか ら、各地の野山に自然に生えている、ナツツバキやエゴなどの雑木が盛んに利用されるようになりました。このような雑木類は春の芽吹きの新緑がとても美し く、夏は日差しを遮る濃い緑となり、秋には美しく紅葉し、冬には葉を落とし、太陽のぬくもりを充分に庭に取り込むことができます。日本の四季を楽しめる庭 づくりに雑木類は欠かせないものとなりました。